過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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123: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 02:13:08.38 ID:NGKYIe+ko

「もし次会うときがあれば、もっと素敵なおもてなしをしてあげるわ。

あなたのより大切な何かといっしょにね。……ギャハハ」

 そんな笑い声を言い切った直後に、義手の女の背後の瓦礫から吹き出てきた狐火。
 背後から強襲する狐火は女の喉に食らいつこうと目がけて進む。

 だが義手の女はまるで気にしていないように空いた左手を振るえば、火の粉を散らすように狐火はかき消されてしまった。
 そうなることは周子にはある程度予想はついていたが、やはり忌々しげな表情をする。



「では、『さようなら(アルヴィダー)』。狐さん。

迦利(カーリー)の言葉を、忘れないでくれるとうれしいわ」



 装置がバチバチといっそう紫電を立ち上らせたのと同時に、義手の女の足元に魔方陣が刻まれる。
 その直後、いっそうの青白い閃光が周子の視界を一瞬奪い、その後には義手の女の姿は残っておらず瓦礫が散乱しているだけだった。



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