過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
1- 20
132: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 02:19:45.97 ID:NGKYIe+ko

 本当は跳びあがるほどに嬉しかった紗枝なのだが、果たして自分は本当に周子に頼まれたことを完遂できたのか定かでないのに、こんなご褒美をもらっていいのかという後ろめたさがあった。
 だがやはりそれを確かめる術を持たない紗枝は、そのことを黙っていることにした。

 それでも一つだけ、気になることが紗枝にはあった。

「ところで、どうして龍脈封印なんやぁ?憑き物の類なら、他にも手段はいくらでもあるはずやのに……」

 なぜ周子は、アーニャの異変に対して限定的な封印術である『龍脈封印』が効果的であることを知っていたのかという疑問があった。
 長きにわたり生きてきた妖怪としての知識と言ってしまえばそれまでだが、そのちぐはぐな対処法が紗枝にとってはあまりにも大きな違和感であったからだ。

「うーんと……経験則?」

 だが尋ねられた周子も首をかしげながら疑問形で返事をする。

「?……どういうことどす?」

「記憶にはないんだけどさ、何かそうすればどうにかなるっていうのかな?それがなぜか確信が持てたんだよね……。

なんでだろうかな?」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
833Res/856.52 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice