過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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170: ◆3QM4YFmpGw[sage saga]
2015/05/07(木) 23:57:55.10 ID:/fiYMtsW0
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若神P「……はぁー。どこ行ったのかなー」

愚痴をこぼしながら、若神Pは住まいであるアパートの前に着いた。

若神P「あんにゃろ、さっさと見つけて……ん? あれは……」

アパートの一室……『管理人室』と札の提げられた部屋から、一人の少女が姿を現した。

着物に身を包んだ、小柄な少女。

??「おやおや、若神殿ー。今お帰りでしてー?」

若神P「まあね。管理人さんはこれからおでかけ?」

彼女は依田芳乃。

16歳という若さながら、この「アパート◯◯(あぱーとふたつわ)」の管理人を務めている。

芳乃「ええー。何かありましたら、ご一報くださいませー」

柔和な笑顔で、芳乃は懐からスマートフォンを取り出してみせた。

若神P「……ほんとミスマッチだよね。管理人さんがスマートフォンとか」

芳乃「今時はこういったものは必需品なのでしてー、持ち歩くのが当然かとー」

スマートフォンをしまい、芳乃はテクテクと歩き出す。

芳乃「ではー、いってまいりますゆえー」

若神P「はーい。いってらっしゃい」

軽く手を振って見送る若神P。

その姿が曲がり角に消えた頃、彼はふぅとため息をついた。

若神P「……なんというか。相変わらず威圧感がにじみ出てるよね、あの『先代』さん……」

彼は苦笑して階段を上がり、自分の部屋へ帰っていった。

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