過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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216: ◆6J9WcYpFe2[sage saga]
2015/05/27(水) 01:50:49.23 ID:n0yFMG/N0
心「なっ!?」

ユウキ「『アイテムボックス』っ!」

そして再びその能力の名前を叫ぶと、先ほど消えた野菜ジュース入りのコップが現れた。

ユウキ「私は相手の能力を『覚えられる』んですっ!」

ユウキの能力は『見た相手の能力を覚え、それを自分の能力として使える』能力であった。
その能力を覚える、あるいは使うのに何らかの制約はあるかもしれないが。

心「……すげぇな。」

この能力、どのようにも変化してしまう。
間違った使い方をすれば、ともすれば世界の脅威にもなり得る能力である。
……誰かがユウキを正しく導くよう、見守る必要があるだろう。
まったく未来の人々も、厄介なものを過去に、しかも一人で飛ばしたものだ。と心は思う。

ユウキ「?? どうしましたかっ?」

心「いや、この能力はあたしだけしか使えなかったのに、もう一人現れたって思うと……な」

ユウキ「!? ご、ごめんなさいっ!!」

心「いや、大丈夫だぜ☆ どうせ大した能力でもねーしなっ☆だが、人前でそんなの見せるのはよしておいた方がいい。悪いやつらがお前を狙ってくるぞ♪」

ユウキ「は、はいっ。わかりましたっ!」

心「ところでもう一つなんだが、このギルドカード?っていうのに乗ってる『メッセンジャー』っていうのはなんだ?」

ユウキ「それが私の職業なんですっ! 私は元々手紙を届けるロボットだったんですっ!」

心「ああ、だから手紙がどうとか言ってたのか。」

ユウキ「はいっ。それが私の職業ですのでっ!」

要は、肩書みたいなものだろうか?
にしては、ずいぶんと大事にしているような……ワーカーホリックだろうか?

心「まあ、要は未来の世界でメッセンジャーという職業で働いていたけども、『ラーニング』っていう能力を得て、そのうえでこの世界の能力が必要になったっていう訳か……ん?」

その時、心にある考えが浮かんだ。

心「……ユウキちゃん?」

ユウキ「はいっ、なんでしょうかっ?」

心「ユウキちゃんはここに来たばっかだよな? でもって、未来では手紙を配達していたと……。」

先ほども言ったが、心はGDFに所属していた。
しかし、現在はそのGDFからは脱退している。
つまり、現在の彼女は……

心「じゃあ、あたしと一緒に手紙の配達やらないか?ってか、やろう☆」

食い扶持を探していた。



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