過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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243: ◆6J9WcYpFe2[sage saga]
2015/06/14(日) 20:02:20.01 ID:7LfOJCc80
ユウキ「ありがとうございましたっ!今後ともハートメールサービスをよろしくお願いしますっ!」

そういって、私は今回の配達を終わらせました。

しかし、私は不満でした。

ユウキ「うーん……なんだか手紙はおまけで、荷物を渡すことが多くなってる気がっ……」

それもそのはず。

この世界において、手紙という連絡手段はもはや電子メールといったものに取って代わられているようです。それもずいぶん前に。

今はSNSというサービスなどで連絡を取り合うことも流行っているらしいです。

今更、手紙を書いて送ろうという人など、正月などの特別な行事でもなければ、ただの物好きがやることのようでした。


私がいた未来では、手紙は人々の癒しみたいなものでした。

未来にも、今の時代での電子メールのような通信手段はありました。

しかし、度重なる星間戦争もあり、高度に発達した技術による弊害もありで、人々はいつしかコミュニケーションに餓えていたようです。

そこに目を付けた、当時、行政機関をも務めるコングロマリットとなった会社が、自社で開発した旧技術である建築用ナノマシンを発展させて生体を作り、

人型自律機動が可能な人型生体ロボットとして様々なサービスを始めたところ、いつしか全宇宙に広まるほどの人気になったそうです。

私が行っていた郵便事業もその一環であり、私もその事業を遂行するために作られました。


そんな背景があれど、過去のこの世界においては古臭い事業であるようです。

実際、体裁として手紙を渡しているが大抵が納品書であり、荷物を送ることがメインとなっていました。

アイテムボックスの能力がなければ仕事なんて来なかっただろうと思います。

なぜか……悲しくなってきましたっ……

これが、時代の流れというものでしょうか。

……本来、この言葉は何か使い方が間違っている思うのですがっ!


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