過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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◆6J9WcYpFe2
[sage saga]
2015/06/14(日) 20:03:53.27 ID:7LfOJCc80
現在、昼の12:00くらい。手持ちの手紙はもうありません。
さと……はぁとさんはバイト中ですから、家に帰っても誰もいません。
私は途方に暮れていました。
ユウキ「はぁ……生き辛い世の中ですね……」
いえ、別に生き辛くなんかはありません。
私の能力でコピーしたアイテムボックスは、能力名をいわないと発動しないものの、持ち運べる物の大きさや重さに関係なく運べます。
さらに言えば、能力以外にも私のメッセンジャーとしての役割<ロール>を使えば……
いえ、これは大事にしましょう。今はポイントを貯めなおすのが難しいです。
つまるところ、変なこだわりを捨てればこの世の中でも食いつなぐことはできます。
しかし、それでは私が納得しません……。
私は手紙を渡すために作られました、大きな荷物を運ぶために作られたのではありません。
思わずため息も出ます。立ってるのも辛いので、公園のベンチに座ります。
ユウキ・少女「「はぁ……」」
ユウキ・少女「「……あれ?」」
今気づきましたが、隣に誰か座ってました。
ユウキ「ええっと……こんにちは?」
少女「あ、はい……こんにちは。」
ユウキ「あなたも何かお悩みですか?」
少女「はい……」
ユウキ「一緒ですね……私もお悩みです……」
ユウキ・少女「「はぁ……」」
こんな小さな子でも悩みがあるんですね。人生ままなりませんねっ。
でも、それなら――
少女「………」
ユウキ「……あのっ」
少女「はい?」
ユウキ「よろしければ、お互いの悩みをここで相談しあいませんか?」
少女「……(こくり」
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