過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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247: ◆6J9WcYpFe2[sage saga]
2015/06/14(日) 20:08:30.74 ID:7LfOJCc80
千枝「ところで、ユウキさんの悩みってなんですか?」

ユウキ「私は……手紙を送るっていう人が見当たらなくて……」

ユウキ「でも、荷物を送りたいっていう人はいっぱいいて……」

ユウキ「そのせいで、なんだか最近は『メッセンジャー』っていうよりも『ポーター』と言った方がいい気がしてきました……」

千枝「そ、そうなんですか……あっ、それなら私が手紙を送りたいです!」

ユウキ「ほ、本当ですかっ!?」

千枝「ええっと、でも、送りたい相手の名前とか住所とかわからなくて……」

ユウキ「いえいえっ、ちょっと時間がかかりますが、探せばいいんですっ!」

千枝「それどころか、なんだか記憶がふわふわしてて……」

ユウキ「そうですね……もし、特徴とかあったら教えていただけますか?」

千枝「ええっと……すっごく大きくて……かわいい衣装を着てて……自分のことをきらりって言っていたような気がします……」

私はすかさず、そのキーワードを書き残します。

ユウキ「ふむふむなるほどっ わかりましたっ!」

ユウキ「いつ届けられるかはわかりませんけど、必ず届けますからねっ!」

千枝「はい、お願いします。 それじゃあ急いで書きます。」

ユウキ「わかりましたっ」


この後、千枝ちゃんといろんな話をしました。

千枝ちゃんは千枝ちゃんのおにいさんのこと、そして千枝ちゃんの思い出話を話してくれました。

私も未来でメッセンジャーとして働いていた頃の話をしてあげました。

特に遠距離恋愛のことについては、食い入るように聞いていたようでした。


そうこうしているうちに既に夕暮れ時……

千枝「ユウキお姉さん! またこの場所で会いましょう!」

ユウキ「またね、千枝ちゃんっ!」

こうして、私と千枝ちゃんはそれぞれの家に帰ることとなりました。


これが、この時代に来て最初の、小さなお客さん。

そして、私の旅、そして未来を救うための旅は始まっている……


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