過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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335: ◆6J9WcYpFe2[sage]
2015/07/12(日) 13:21:20.40 ID:vQVvLUfg0
というわけで、部屋の中に案内された私は、和室で管理人さんが用意してくれた茶菓子を頂きながら雑談をしていました。

ユウキ「それにしても……なんだか懐かしい感じがしますねっ」

芳乃「そうでございましょうー。 このアパートはわたくしが生まれる前からずっと建っておられたゆえー。」

ユウキ「そうなんですかっ……」

なるほど……歴史があるのですねっ!

しかし、私の懐かしい……というのには、少し語弊があります。

私は、私の未来の企業によって作られたロボットなので、住んでいるところはその企業の中なのです。

なので、こうした小さいアパートの中で暮らしたことはありません。

ですが、このアパートはなぜかそういう気持ちにさせてくれるのです。

それはまるで……

芳乃「それでー、ユウキ殿はなにゆえ悩んでおられたので?」

ユウキ「へっ? 確かに悩みはありますが……なぜわかりましたっ?」

芳乃「声かける前から、たまたまですが、ユウキ殿の後ろを歩いておりましたー。
ゆえに、後ろから悩んでいる様子などがうかがえましたのでしてー。」

ユウキ「そ、そうだったんですか……」

芳乃「ユウキ殿は、まこと素直な子なのでしょうー。 後ろから見ても、その様子などが伺えましたのでしてー」

ユウキ「ううっ……、それはちょっと恥ずかしいですっ……。」

そんなに私はわかりやすいのでしょうか? 後ろから見ても分かるだなんて、感情が体に出ているのでしょうか?

芳乃「何を悩んでおられたのでして?」

ユウキ「実は人を探していまして……」

芳乃「ふむふむ、それはどなたでしてー?」

ユウキ「そうですね……『きらり』という名前の人なのですけど……このアパートにはいますかっ?」

芳乃「ふーむ……そうした名前の方はいらっしゃらないのでしてー」

ユウキ「そうですか……」

芳乃「ちなみに容姿などはー?」

ユウキ「そうですね、大きくてかわいい衣装を着た人と聞きましたっ」

芳乃「……やはり存じ上げませぬー」

芳乃「お力になれず、申し訳ないのでして」

ユウキ「いえいえっ! 知ってたらいいなって思っただけですのでっ!」

うーん、さすがに行き当たりばったりで見つかるようなものでもありませんねっ

一体、どこに住んでいるのでしょうか?


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