過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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392: ◆R/5y8AboOk[sage saga]
2015/08/14(金) 03:22:27.86 ID:+FUAmXwk0
早晩に済ませねば更なる増援が来るし、近くにはヒーロー同盟も待機している。GDFも無能力者の集団とはいえスペシャリスト集団に違いない。

 飛んで火に入る夏の虫、という言葉があるが、それが彼女ならばどう表現するべきか───。

 ともあれ、彼女はそれを”やる”と言ったのだ。

「早くしなきゃ、手遅れになるよ…ふふ」

 大きな虎の胴に背中を預けつつ、暢気な言葉を吐けるのは、留美が正面切っての突撃を買って出てくれたおかげに違いなかった。

 ───先ずは社長秘書のお手並み拝見。

 と胸の中で呟き、飛鳥はにいと口元を歪めた。
 魔術的な光を灯した瞳が妖しく揺らめき、見据える先には暗い橙の巨大な核───野望の鎧。
 遠く高鳴るエンジンの遠吠えが銅鑼鐘の代わりに響き渡り、大立ち回り予感を飛鳥と留美にだけ伝えていた。




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