過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/08/15(土) 22:51:58.87 ID:PWAS3CMco
「にゃはは。あたしのこと信用できないのなんて今に始まったことじゃないでしょ。
でも、これについては『これ』で間違いないよ。
結局遺伝子劣化や、素材も違うからオリジナルとはある程度の違いが出ちゃうんだよね〜」
「そう、ですか」
シキはイルミナPの懐疑心など意に介さず疑問に対して返答する。
それは自らの研究に対する自信であった。
イルミナPもシキに対して全く信用はしていないのだが、彼は専門外であっても検証くらいはできる。
使えるか使えないかの判断はできるから、わざわざシキに確認を取る必要さえもないのだ。
そう言った前提がある上でシキの言葉だけは信用していた。
それに、同じ研究者であるがゆえに、自らの研究に対する自負は通ずるものを感じるのだ。
シキ個人は信用できなくとも、その口から一度出た言葉は真実であるとイルミナPは理解していた。
「だからこそ、あとは我々の仕事です」
イルミナPは白衣を翻し、右手を耳に当てる。
彼の右腕である義手『マジックハンド』は超高性能の演算処理装置であると同時にマルチデバイスである。
当然通信機機能は搭載しており、イルミナPの言葉を伝えるべく起動する。
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