過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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433: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/08/15(土) 22:58:19.46 ID:PWAS3CMco

 そう言いながらシキは入ったトイレの天井を開けて、ダクト内へと入っていく。
 その後ろでトイレの前をバタバタと捜索隊の走る音が聞こえる。

「ところでイルミナPじゃダメだったの?」

 シキはケミカに疑問を投げかける。
 カースドウェポンたちの製作者はイルミナPである。今こうしてシキの手の中にあるということはイルミナPが持つ所有権を拒否していることに他ならない。

『あの人は私たちだけでなく作ったものを持て余している節があります。

私たちは道具。使われてこそです。倉庫で眠るなんてのは以ての外なのですよ。

それに何よりの理由がもう一つあります』

「もう一つの理由?」

『嫌悪、イルミナPは正直気持ち悪いです。

不潔、盲信、天然パーマ、もはや役満。

えり好みの少ない『色欲』でさえ拒否する始末なのです。

あのダニに使われるのは勘弁ですよ』

「……き、きっとあの人にもいいところ少しはあると思うけどー」

 さすがのシキもイルミナPに同情する。
 作り出した道具たちにでさえ、この評価である。しかも結構理不尽である。



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