過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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451: ◆6J9WcYpFe2[sage]
2015/08/31(月) 22:26:26.83 ID:2hl+u/be0
窓、床、天井、よし。 侵入者はいない。

防音、盗聴対策、よし。 これで下や隣からも何も聞こえない。

盗聴器や監視カメラ、確認できず。 探知機の反応も無し。

そうしたチェックを行った後に、私はGDFのポストマンに相談を持ち掛けている。

相談の内容は―――さっきのユウキのお願いだ。

まあ正直、そんな話は聞いてくれないし、許可もくれないだろうと、半ば冗談な気持ちで相談したが―――

『条件付きだが、上司から許可がもらえたぞ』

まさか、あっさり許可が出るだなんて思わなかった

すかさずキーボードを叩く。

『あっさりしすぎじゃねーのかよ、おい☆』

『あー、いや、俺も正直信じられないんだが………』

『……煮え切らないな? 何かあったのか?』

『その……上層部が人形に何か乗り移るっていう話を真面目に捉えたらしい』

『はぁっ!?』

あまりのありえなさに驚いた。まさか上層部がそんなこと考えるとは……

『勿論理由はある。 そしてそれは未だ封鎖されている憤怒の街の現状と関係している。』

なるほど………。ちゃんとした理由がありそうだ。

私は落ち着くために右手に持った飲み物を口に含んだ。

『現在、憤怒の街にてコラプテッドビークルなるものが暴れているらしい。

このコラプテッドビークルとは……つまり、我々の兵器を奪取したカースの事だ。

上層部の連中はこのカースと似たようなのがその人形に乗り移ったとみているらしい。』

「なっ!?」

思わぬ情報に、声を上げて驚いてしまった。

き、聞かれてないよな?

『おいおい、まさかカースは戦車とかのっとれるのか?

だとしたら、相当まずいじゃねーかよ、おい☆』

『だからこそ、封鎖して掃討作戦を行っているとのことだ。

ともあれ、そちらが提示した住所までのルートであれば、安全に行くことが可能だということだ』

『い、いいのか?』

『勿論、護衛はつけるがな。 ともかく、慈善事業ってことで手を貸そうじゃないか。

ただ、そちらの能力を使って、前線の兵士たちに弾薬などを送ってくれるとありがたい』

条件付きで立ち入り禁止地域の中に入れる代わりに、弾薬などの補給物資をアイテムボックスで運ぶ、か。悪くないだろう。

『それぐらいなら引き受けようかなぁ☆』

『交渉成立、だな。 日程は後日伝える。 それまでもうちょっと待っててくれ。

おそらく近いうちにいい返事が出来そうだ。』

『よろしくぅ♪』



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