過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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505: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/12/08(火) 00:49:17.78 ID:OBJgOl+No

「だ、大丈夫か?アーニャ」

 そんな様子のアーニャに誰も声をかけないわけにはいかない。
 心配するような目で一番最初にアーニャに近づいたのはピィであった。

「ダー……大丈夫です。

心配かけて、ごめんなさい」

 そう言ってアーニャは小さく頭を下げる。
 しかしその表情は、反省の色ではなく、別のものを映し出していた。

(これは、少しまずいな)

 職業柄ピィはそれなりに人の感情の機微には敏感である。
 さらに言えばアーニャの様子を見れば決して良くない状況であるのが、誰からでも見て取れるほどにはっきりしていた。

「大丈夫なら、いいんだ。

社長からは、何を言われたんだ?アーニャ」

 社長は今回のアーニャの処分については誰にも話しておらず、相談すらしていない。
 社員であるピィやちひろも社長室でどのような会話がされていたのかは全く知らなかった。
 何かしらの処分が言い渡されることは二人とも知ってはいるが、その内容の一端すら知らないのだ。



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