過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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559: ◆6J9WcYpFe2[sage saga]
2015/12/14(月) 00:39:45.77 ID:gR7gj4JF0
憤怒の街内部、とある道路。

マンホールの蓋を開けて、中から出てくるメガネをかけた女性。

リンは検問の網をかいくぐって、内部に侵入していた。

「これで検問は突破………中で活動しているGDF隊員もいるから気を付けないと………」

すると、左のポケットから声のような音声が鳴る。

『テンっ!(えっへん!)』

「ふふ……ありがと、ハンテーン」

そうつぶやき、右手で携帯端末を取り出し、あたりを見回す。

ここはかつて住宅街であった場所。普段であれば、閑静でありながらも人の営みを感じられる場所であった。

今は無人であり、慌てて逃げた痕跡、何かが暴れた痕跡などはあれど、人がいるような雰囲気ではなかった。

ほとんどの家の窓ガラスは割れ、ひび割れた道路からは草が伸びていた。

中には倒壊している家などもあり、その瓦礫が道路にまで散乱していたりもしていた。

「人がいないと、こうも殺風景な感じになるんだ………。ちょっと、怖いね。」

リンはその街中を歩く。しばらく歩くと、壊れた塀や家などが多くなってくる。

ここでは何か戦闘があったのだろうか?

ふと気づくと、周りには血痕らしきものがいくつも見つかった。

おそらく逃げ遅れた人がここで何人も死んだのだろう。

それに伴って、崩れた塀や砕けたアスファルトなどが特に多かった。

一体何が暴れていたというのか。カースの泥らしき痕跡も見つかっていることから、カースなのか?それとも別の何か?

彼女は足早にその場から立ち去る。私が見たかったものはこれではない、と。


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