過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/04/24(金) 01:18:56.38 ID:NGKYIe+ko
アーニャが目を覚ませば、何度か見覚えのある天井が目に映る。
寝転がっていたソファから状態を起こし、周りを見渡してみれば見慣れた間取り。
ここが『プロダクション』であることが判別できる。
「……寝て、しまったのでしょうか?」
ふらふらとおぼつかない足取りでソファから立ち上がったアーニャは壁に掛けられた時計を確認する。
だが時計は全ての針が外れており、それらは重力に従って文字盤の6の字の下で積みあがっていた。
「ニェエスプラーヴナシチ……故障、してるんでしょうか?」
アーニャは壁に掛けられた時計を手に取って軽く振ってみるが、時計の針がシェイクされる乾いた音が響くだけであった。
「これでは、時間がわかりません……」
これはもはや一度分解でもしない限り、直すことはできないであろう。
諦めてアーニャは時計を元の場所に戻す。
ここでアーニャは背後の窓へと振り返る。
灰色のビルと、灰色の雲が窓からは映し出されており、この明るさから最低限日中であることは伺えた。
アーニャはゆっくりと窓へと近づき、外と隔絶するその透明の壁に手を触れた。
ひんやりとした窓は、ただでさえ体温が高いとは言えないアーニャの白い肌から熱を奪っていく。
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