過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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654: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/01/16(土) 19:34:52.50 ID:Ah1rtJBzo

 龍脈とはそもそも地中に流れる自然的な力、別の言い方をすれば魔力の膨大な流れのことである。
 その形が龍に見立てられることで龍脈と呼称されるようになっただけで、実際のところ竜とはそこまで関係があるわけではないのだ。

「うーん……やっぱりアーニャの中に膨大な魔力流が渦巻いてる、なんてのも考えてみたけど……そんなことになってるならすぐにわかるわよね」

 龍脈封印で封じることができるならば、魔力の流れがアーニャの中で渦巻いているはずである。
 だが、そんな膨大な魔力の気配はここに居る誰も感じたことがない上に、そもそも天聖気が存在する以上アーニャは魔力を貯蔵できない。

「一応、魔力が結晶化するっていう話はないわけじゃないのだけれど……」

「ん?それってどういうことなん?」

「えーとね、魔力は大気中だとすぐに散っちゃうのよ。だから魔術を使うときは体内の魔力を使うんだけど……。

ごくまれに龍脈が詰まるようなことや流れ着いた魔力が収束して結晶のカタチ、マナクリスタルになるの。

そう言った環境さえあれば、時間はかかるけど人工的にマナクリスタルを作れるのだけど、正直可能性としては低いわよ」

 そもそも魔力管理を管理人がしている時点でそう言った環境が作られることはほぼない。
 かといって人工的に環境を作り出すことも不可能なので、マナクリスタルは非常に希少性が高い。
 マジックアイテムに使われることが多く、その希少性も相まってすさまじい値段で取引されているのがほとんどだ。

「そんな瞬間的にマナクリスタルを生成できるはずがないし、非効率だわ。

それだけの魔力操作ができるのなら、直接魔力波として飛ばした方がまだマシね。

それにそんなことすれば世界の魔力のバランスが崩れるレベル。速攻で管理人が察知するはず」



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