過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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682: ◆zvY2y1UzWw[sage saga]
2016/01/29(金) 02:25:31.12 ID:l35uEx/h0
そんな出来事とほぼ同時刻。屋台で買った食べ物を機嫌良さそうに持ち歩くあずきと涼がいた。

あずき「もう3日目だけど、涼さん…おっきいライブで歌うって大変じゃない?毎日ここに来て、歌って…」

涼「まぁ、大変っちゃ大変かな…でも、この学園祭で歌えるってのは結構名誉なことなんだ、それならその期待に答えなきゃだし」

眠り草『そうは言っても、事件で潰されちゃ期待も何もないでござる。来ただけ損でござる。メイド喫茶は別として、メイド喫茶は別として!!!』

涼「そう力説されても刀背負ってメイド喫茶なんて行かないからな?」

眠り草『殺生な!鬼!悪魔!』

あずき「でも、そうだねぇ、昨日も一昨日もいろいろあったし…今日は落ち着いて歌えるといいよね…あれ、あそこ…何?」

涼「どうした?」

あずきが指で示した方に視線を向けると、黒い泥の塊がいくつかうごめいているのが見えた。

それは子供に擬態したカース…AMC、そして妙な…ゾンビめいた雰囲気を感じるドロドロとしたカースだった。

『ヒィィ!』『助ケテ!』

『ア”…、アー…』

『イヤダァァァ!』

おそらくはAMCが狂信を感染させようと接触したのだろうが、逆に精神汚染を受けてしまったようだ。

不安定なエネルギーによって姿を保てなくなり悲鳴を上げながら擬態が不完全なモノになっていく。

それは下手なホラーよりも背筋が冷える光景だった。


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