過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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685: ◆zvY2y1UzWw[sage saga]
2016/01/29(金) 02:29:18.41 ID:l35uEx/h0
日菜子「…王子様、大変なことになってますねぇ?」

日菜子「『屍食教典儀』がこんなことになるなんて、流石に日菜子にも予想外でしたよぉ」

学園の裏山で、少女がふわふわと浮かぶ暗闇に話しかけながら学園祭の人の流れを見つめている。何かを探すように。

日菜子「『ナコト写本』がカースと結合したモノは害を与えるモノにはなりませんでしたけど…」

日菜子「『屍食教典儀』は存在そのものが邪悪な魔道書…それがカースと結びついて悪影響を与えないはずないですもんねぇ…実際、人の多いこの場所に現れたのもそういう事でしょうし」

彼女からはいつもの笑顔が消えていた。冷静に、人々の動きを見ている。…そして蜘蛛の子を散らすように逃げ惑う人々の動きを見つけた。

日菜子「むふ、名付けるなら『退廃の屍獣』…という感じでしょうかねぇ…以前からここに住み着いていた『孤高の猟獣』が探しまわってるみたいです」

日菜子「…日菜子、今日こそ普通に楽しみたくて来ていたんですよぉ…きっとこの混沌が悪い気か何かの流れを運んでしまって…あっ、コレは日菜子の妄想ですけどぉ…♪」

日菜子「いえ、いいんですよぉ…見失ったあのカースの悪影響を日菜子の友達が受けてしまったらと思うと放置なんてしておけませんし…」

日菜子「わかってますよぉ、昨日と同じようにしますからぁ…」

いつの間にか彼女は仮面を付け、その手には白銀の槍が握られている。

ニコ「…むふ、準備はバッチリですねぇ、行きましょう王子様♪」

そしてゆったりと一歩を踏み出した。



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