過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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◆lhyaSqoHV6
[sagasage]
2016/02/07(日) 07:04:02.42 ID:ARR+iEHZo
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『なあ兄貴』
「どうした?」
宇宙犯罪組織の戦闘機部隊指揮官は、突然入った通信に意識を向けた。
『毎度思うんだが、俺たちが外に出て見張りをする必要ってあるのか?』
部下の一人(組織の性格上"手下"と表現した方が適切かもしれない)が、若干不満の色を含んだ口調で疑問を口にする。
自身も、もっともな言い分だと考えるところはある。
電子戦に特化された自機のセンサーによれば、母艦の警備を開始してから今に至るまで、宙域内に敵性存在は認められず。
それに加え、宇宙連合艦隊や宇宙管理局の通信は逃さず傍受しているが、
自分達を対象にした作戦行動が実施されるといった内容は確認出来ていない。
差し迫った危険は無いであろうことは確かだ。
「念のため……といったところだろう」
だが、組織の幹部連中の慎重さは今に始まった事ではない。
組織の運営を行っている連中からは定期的に"重要な取引"だとかを行うと宣言されるが、
その際には毎回過剰とも思える程周辺の警戒を行うように指示が出される。
「トラブルに対する警戒はするだけしておいて、実際に何もなければそれに越したことはない」
実際、この慎重さがあってこそ、今まで組織が存続されてきたというところはある。
今回の警戒態勢も、今までと何も変わらない。
自分達は用心棒として、いつも通りの仕事をこなすだけだ。
『ん……? 何か光っ──』
その直後、彼の思考は中断された。
仲間の戦闘機のうちの一機が、突如として閃いた一条の光芒に貫かれ、爆散したのだ。
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