過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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◆R/5y8AboOk
[saga sage]
2016/02/24(水) 07:50:36.08 ID:ljDzQOQtO
「…解せねえな、それにしちゃ動きが早過ぎる。犯行声明の直ぐから計画を立てたって、何時間の話だ?」
「だが、否定はできん…GDFに被害が出たり、バイク野郎の独断を許したのも、それこそそれが理由になっちまう」
「成る程なァ…ケッ、アコガレのアイドルヒーローサマがなんでこんな臭せぇ話しなくちゃいけねぇんだ、お?」
「それはな、これから俺が『今後も似たような事が起こるかも知れんから用心しておけ』という話をするからだ…これは本当に噂だが、桐生の社長が近日中に帰国してくるらしいしな、何か起こしてくるかも知れん」
「へぇへぇ…、…桐生のエージェント、なァ…」
漸く話が一区切りしたと分かるや、やれやれ体の息を吐き出し、そう呟いた拓海の瞳は────どうしてか複雑な物を湛え、どこか遠くに思いを向けているように見えた。
「しかし、最近は落ち着いてたクセに、公道でトップスピード出したんだってな?」
「マァ、いろいろあんだよ。オンナにはな…」
と、予想外にセンチな言葉が返ってきた事を意外に思いつつ、ただカッコつけただけかとも結論付けたパップは、踵を返しかけた拓海の背中に「あ、あんまり言いふらすなよ、裏付けがまだ不十分だから」とだけ投げて、無言で後ろ手を振るさまを見送った。
直後、向こうの角でクールPの声が聞こえ、待ってましたと言わんばかりの拓海の声までもが聞こえてくれば、どうしてか長く留まっていてはいけないという気分になって、パップはそれに従った。
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