過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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◆lhyaSqoHV6
[sagasage]
2016/02/25(木) 08:17:08.10 ID:rhio0V+5o
「はーい! いらっしゃいませー!」
仁美「!!?」
しかし、意気込んで乗り込んだ仁美を待っていたのは、予想だにしない(あるいは、建物の外観から判断するに当然の)反応だった。
「お好きな席へどうぞー!」
仁美「…………」
声に促されるまま、仁美は手近な座席に腰を下ろす。
ややあって、建物の奥から、湯気を上げる湯呑と御絞りが乗った盆を抱えた少女が現れた。
少女はそれを仁美の座るテーブルに置き、
少女「メニューはそこにあるので、決まったら呼んでください」
テーブル隅のお品書きが挟まったメニュー立てを差し、そう告げると、再度建物の奥へと引っ込んでいった。
仁美「松風……これはアタシ、どうすべきなのかな?」
松風『知らんよ、必要になったら呼び出せ』
仁美「てっきり、不意打ちとかかまされるんじゃないかって、警戒してたんだけど」
松風『だから、知らんと言っている……逆にこちらから仕掛けるとか、好きなようにしたらどうだ?』
松風もナーバスになっているのか、その反応はいつも以上ににべ無いものだ。
仁美「うーん……」
仁美「(あの子が吸血鬼って言われても……そうは見えない)」
仁美「(吸血鬼の祖は、どこかに隠れているのかも知れない……けど)」
仁美「(お店に入っちゃった以上、何か頼まないと、悪いよね)」
出方を探りあぐねた仁美は、少女に促されるままお品書きを手に取り眺める。
ともすれば危急の状況であるが、しかし妙な律儀さを発揮していた。
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