過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2015/04/24(金) 01:45:43.76 ID:NGKYIe+ko
もはや言語の体さえ成していない声で低く唸り、アーニャは周囲の様子を伺うように周りを見渡した。
そして未だ崩れていない残った倉庫へ向けて口を開き、再び光が収束していく。
「ガアアアアアアアааааааааааааааааа!!」
口から伸びる一筋の熱線。解放されたエネルギーは再び射線上の物体を蒸発させながら破壊の限りを尽くす。
アーニャはその光線を放出したまま、首を動かした。
アーニャを中心角とした扇状を描くように光線は正面上をすべて焼き尽くす。
そのエネルギーを吐きつくした後に残るのは港の残骸。
アーニャが初めてたどり着いた地である面影はすでにない。
そんな港の倉庫の残骸である瓦礫の隙間、義手の女は息をひそめながら思う。
(もうこれは駄目ね。生け捕りっていうか、持ち帰るのは不可能よ)
いくら傷を負わせても再生するというのがアーニャを捕獲したい理由の一番の理由であったのだが、それは逆に捕獲することにおいては難点となる。
元々戦闘用の道具しか持ち合わせていないため、即席で捕獲しようにも手段がないのだ。
初めの段階での少し強い程度の少女であれば捕縛は容易なのだが、今義手の女の目の前にいるのは眼に映るもの見境なく破壊しつくす化物だ。
回避や対処はできても捕縛するという場合に至ってはどうしようもないのが現状であった。
「帰りましょう」
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