過去ログ - 千早「weepin in the rain」
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Zero/
◆VnQqj7hYj1Uu
[saga]
2015/04/04(土) 15:55:30.45 ID:pxNEB4omO
「お願い、します……私を、見捨てないで下さい……」
以下略
13
:
Zero/
◆VnQqj7hYj1Uu
[saga]
2015/04/04(土) 16:08:16.49 ID:pxNEB4omO
それだけ言うと、千早はその場で泣き崩れた。
−−俺たちは、あまりにもお互いを傷つけすぎた。
全ての原因は、俺にある。
以下略
14
:
Zero/
◆VnQqj7hYj1Uu
[saga]
2015/04/04(土) 16:10:12.98 ID:pxNEB4omO
辛くて、苦しくて。俺の目からも、涙が溢れた。
降り続く雨の中、俺たちはひたすら涙を流し続けた。
千早の目に映る雨粒もまた、光り輝く蛍のようで。
以下略
15
:
Zero/
◆VnQqj7hYj1Uu
[saga]
2015/04/04(土) 16:11:16.01 ID:pxNEB4omO
ただ俺は千早をトップにしてやりたかっただけなのに。千早を心から大切に思っていたのに。
……なんでこうならなければならなかったんだろう。
俺にもっと力があれば。
以下略
16
:
Zero/
◆VnQqj7hYj1Uu
[saga]
2015/04/04(土) 16:12:19.81 ID:pxNEB4omO
でも、千早には俺と違って才能がある。
千早はこんな所で消えるような奴じゃない。
だからこそ、俺は。
以下略
17
:
Zero/
◆VnQqj7hYj1Uu
[saga]
2015/04/04(土) 16:13:07.55 ID:pxNEB4omO
以下略
18
:
Zero/
◆VnQqj7hYj1Uu
[saga]
2015/04/04(土) 16:27:58.49 ID:pxNEB4omO
千早は、俺から自由になるべきだ。
そうすることが、彼女のためなんだ。
そうすることが……
以下略
19
:
Zero/
◆VnQqj7hYj1Uu
[saga]
2015/04/04(土) 16:30:19.36 ID:pxNEB4omO
俺は涙を流しながらも、泣き崩れたままの千早をなんとか車に乗せて、家まで送った。
俺は最低だ。いくら恨んでくれても構わない。そう、彼女に言い聞かせて。
以下略
20
:
Zero/
◆VnQqj7hYj1Uu
[saga]
2015/04/04(土) 16:31:22.27 ID:pxNEB4omO
俺は、あの雨の夜の出来事を忘れることはないだろう。
いや、忘れてはいけないんだ……あの涙も、千早のことも。
21
:
Zero/
◆VnQqj7hYj1Uu
[saga]
2015/04/04(土) 16:33:02.66 ID:pxNEB4omO
今でもまだ、あの時の光景は心に焼き付いている。
涙を流し続ける千早のことも。ただぼんやりとその光景を見つめ続けるだけだった俺のことも。
信頼し合って、お互いに支え合ってきた日々も。
以下略
22
:
Zero/
◆VnQqj7hYj1Uu
[saga]
2015/04/04(土) 16:35:12.62 ID:pxNEB4omO
以下略
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