過去ログ - 千早「weepin in the rain」
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47
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Zero/
◆VnQqj7hYj1Uu
[saga]
2015/04/04(土) 23:26:25.05 ID:pxNEB4omO
「……千早の家に行かなきゃ」
俺の頭には、それ以外のことはなかった。
音無さんには悪いが、すぐに行かなければならない。
以下略
48
:
Zero/
◆VnQqj7hYj1Uu
[saga]
2015/04/04(土) 23:28:05.86 ID:pxNEB4omO
ずぶ濡れになりながらも、千早の家にたどり着く。
震える手で、俺はインターホンを押した。
《はい》
以下略
49
:
Zero/
◆VnQqj7hYj1Uu
[saga]
2015/04/04(土) 23:29:22.50 ID:pxNEB4omO
ガチャッ、とインターホンを置く音がする。その後すぐに廊下を走る音と、鍵が開けられる音がした。
「プロデューサー……!ずぶ濡れじゃないですか!」
「大丈夫だよ、そんなことはどうでもいい」
以下略
50
:
Zero/
◆VnQqj7hYj1Uu
[saga]
2015/04/04(土) 23:30:40.84 ID:pxNEB4omO
促されるままに風呂場に入る。
とりあえず風呂場で濡れた服を脱ぎ、わずかに扉を開けて脱衣所の所に服を投げる。
その後シャワーを浴びた後温かいお湯に浸かり、とりあえず俺は一息ついた。
以下略
51
:
Zero/
◆VnQqj7hYj1Uu
[saga]
2015/04/04(土) 23:32:24.75 ID:pxNEB4omO
洗面所には、ハンガーに吊るされたシャツとスーツがあった。ご丁寧に下着もかけられている。
風呂場を出たタイミングで、リビングから少しうわずった千早の声が聞こえて来る。
「ふ、服、乾かしておきました。ドライヤーだから、まだ湿ってますけど」
以下略
52
:
Zero/
◆VnQqj7hYj1Uu
[saga]
2015/04/04(土) 23:34:35.98 ID:pxNEB4omO
「ありがとう。わざわざごめんな」
「いえ、プロデューサーにはお世話になって……あ」
千早はそう言うと、悲しそうな表情を浮かべて顔を背けてしまった。あの日のことが頭によぎったらしい。
以下略
53
:
Zero/
◆VnQqj7hYj1Uu
[saga]
2015/04/04(土) 23:35:44.10 ID:pxNEB4omO
「すまなかった、千早」
俺は床に手をついて頭を下げた。いわゆる、土下座というやつだ。
「なっ……頭を上げて下さい!」
以下略
54
:
Zero/
◆VnQqj7hYj1Uu
[saga]
2015/04/04(土) 23:37:52.45 ID:pxNEB4omO
固まっている千早に構わず、俺は話し続ける。
「許してくれるとは思ってない。でも、謝らなくちゃいけない。そう思って来たんだ」
「前も言った通り、いくらでも俺を恨んでくれ。悪かったのはすべて俺だ」
以下略
55
:
Zero/
◆VnQqj7hYj1Uu
[saga]
2015/04/04(土) 23:39:43.76 ID:pxNEB4omO
「……バカ」
震えるかすかな声で、千早はそう言った。
以下略
56
:
Zero/
◆VnQqj7hYj1Uu
[saga]
2015/04/04(土) 23:43:22.32 ID:pxNEB4omO
「……本当にすまなかった」
俺は立ち上がり、そう呟く。
以下略
57
:
Zero/
◆VnQqj7hYj1Uu
[saga]
2015/04/04(土) 23:44:34.20 ID:pxNEB4omO
以下略
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