過去ログ - 【ダンガンロンパ】霧切「探偵だけではない青春」
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3: ◆AZbDPlV/MM[saga]
2015/04/04(土) 16:18:04.95 ID:wkRFmRVH0
仁 「入学おめでとう。響子」

霧切 「気安く名前を呼ばないで」

仁 「これは失礼」

 目の前で苦笑する男は私の父であり、今日入学した《希望ヶ峰学園》の学園長。名前は霧切 仁。
 かつては父も私と同じ探偵だったけれど、母が亡くなってからは祖父と対立し、探偵の誇りと私を捨て、姿を消した。私を置いて出て行った人間が、まさか教育者になっているだなんて、思いもしなかったけれど。

 《希望ヶ峰学園》はありとあらゆる分野において、超一流といえる才能に特化した人間をスカウトし引き入れる学園。私はこの学園に私自身が売り込んで《超高校級の探偵》として入学することに成功した。
 私は目の前に立つ父に、家族としての縁を切るため、ここまで来たのだ。

仁 「私は君の能力を高くかっている。この学園で、君が希望の象徴としてどれほど成長できるのか、楽しみだよ」

仁 「父親としても、教育者としても」

霧切 「!!」

 “父親”という言葉に粟立つほどの怒りが立ち昇る。
 しかし、出会ったら即座に縁切りをしてやろうと言葉を用意していた言葉が喉の辺りで引っかかって、言葉にも、声にもならない。

霧切 「私をからかうために呼んだの?!」

 代わりに出たのは純粋に怒りの言葉だった。一番言わなくてはならないことが言えない自分自身にも腹が立つ。

仁 「まさか。“おめでとう”って言いたかっただけだよ」

 また、困ったような笑顔を私に向ける。どうしてあなたは私をイライラさせるの? 感情的にさせるの?

霧切 「……もう時間でしょう? 私は失礼するわ」

仁 「ああ」

 結局、用意していた言葉は使えず、胸に留めることになってしまった。この言葉を言える日は来るのだろうか?

霧切 「……っ」

 苦い気持ちに歯噛みしながら、私は学園長室を後にした。


―――――――――


 さきほどのことでモヤモヤを抱えながらも、自分がこれから学ぶ教室の前にまでたどり着く。

 この学園に集められているのは何らかの才能にプロ並に特化している生徒たち。いったいどんな人たちなのか、少し期待している。

霧切 (足音が近づいて来る…同じクラスの人かしら?)


安価下で霧切と鉢合わせる人物 (1のキャラのみ)


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