過去ログ - 【アルドノア・ゼロ】伊奈帆「君の番だ」スレイン「……」
1- 20
2: ◆WO7BVrJPw2[saga]
2015/04/04(土) 22:16:31.72 ID:LgK313gfo

スレイン「殺してはくれないんだろう」

伊奈帆「もちろんだ」

スレイン「…………」

伊奈帆「…………」

スレイン「姫は……どうされている?」

伊奈帆「今はだいぶ忙しそうに、公務をこなしているようだ。アセイラム、女王陛下は」

スレイン「そうか、そうだったな…… クランカイン伯爵と婚姻して」

伊奈帆「地球に降下した火星騎士の残党の説得にも、良く取り組んで頂いている。おかげで、無用な争いもできるだけ起こらずにすんでいる」

スレイン「そうか…… ……姫には会ったのか」

伊奈帆「いや。面識があったと言っても、イレギュラーな事態で会えただけのことだから」

スレイン「…………」

伊奈帆「いまでは軍の一士官でしかない僕が、会える立場じゃない」

スレイン「……姫は、そんな会って確かめることもできないような君に、僕のことを頼んだのか」

伊奈帆「そうなる。あれは月基地で、彼女に最後に会った時のことだ。ろくに会話することもできなかったけど」

スレイン「そうか、あの時………… 君も基地に来ていたんだな」

伊奈帆「本当はデューカリオンに逃がすつもりだった。クランカイン伯爵が自分の船に誘導できたのは、いまとなっては最善の策だった」

スレイン「…………そうだな」

伊奈帆「…………」

スレイン「姫…… ……界塚伊奈帆、レムリナ姫のことは、知っているか」

伊奈帆「レムリナ…… レムリナ・ヴァース・エンヴァース?」

スレイン「ああ。……当時から酷いことをしていると思っていた。僕に残された、アルドノアドライブの起動因子を持つ姫」

伊奈帆「確か、連合軍に保護されている。火星と地球が和平を結んでからは、ヴァース帝国に戻っている。安全は保障されているだろう」

スレイン「……そうか。謝る機会も、もうないんだろうな」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
39Res/31.49 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice