過去ログ - 梓「憂、もう帰ろ?」憂「…………」
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20:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/05(日) 00:19:04.54 ID:A/teO6r30



ピンポーン。

チャイムの音が聞こえた。
布団から出たくない。部屋から出たくない。家から出たくない。
入ってこないで。連れて行かないで。
そんなきもちで掛け布団をかぶるが、しばらくすると暑さに負けて顔を出した。

窓際に目をやると、カーテンが風に揺れていた。でもそんなそよ風は真夏の暑さを和らげてはくれない。
ちりんちりんと涼やかなのは音だけで、風鈴は身体の熱を鎮めてはくれない。

Tシャツが肌に密着している。汗をかきすぎて気持ちがワルイ。でも汗をかいたおかげですこし熱が下がったのかもしれない。
枕元にオレンジジュースの入ったガラスのコップが置いてある。きっと唯が置いてくれたものだろう。
乾きを潤そうと、コップを手に取り一気に飲み干す。

みどり色のケータイを開いて時間を確認する。ちょっと寝すぎたかも。
着信メールが一件。差出人は梓。
ケータイを閉じて起き上がると、憂は手早く着替えを済ませてリビングに降りてきた。



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