過去ログ - 梓「憂、もう帰ろ?」憂「…………」
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23:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/05(日) 00:21:18.72 ID:A/teO6r30
デジタルの表示を見た憂は微笑んだ。その頬がりんごのようにあかい。
「この体温計、壊れてるみたい」
「えっ、ちょっと見せてみて」
憂から手渡された体温計のデジタル画面を見た瞬間、梓の表情が変わる。
「ちょっと憂、全然大丈夫じゃないよ、病院行かないと!」
梓が大きな声を出した。
そんな友人の様子を全く気にしないそぶりで憂は笑う。
「大げさだなぁ。わたしが大丈夫って言ってるんだから大丈夫だよ」
「うーい。メッ!だよ。風邪のときは無理しちゃダメ」
あくまで落ち着いた声のトーンではあるけれど、唯の言葉には有無を言わさない力があった。
姉にこう言われてしまうと、憂としてもこれ以上我が儘を通すわけにもいかない。
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