過去ログ - 「竜と友達になる魔法だけが存在していた」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/04/10(金) 02:02:27.36 ID:ClDemBeY0
友「さぁハル、修行の成果とやらを見せてくれよ!」
少年「ん、うん……改めてやるとなると緊張するなぁ……」
少女「焦らなくていいからね、ゆっくりで」
約束の丘ではもう、シンシアとバーキが待っていました。
二人ともハルを期待に満ちた目で見ています。
友「んじゃ、俺たちは先に上がっとくぜ……と。『ドライヴ』」
少女「ハルもすぐおいでね。待ってるから」
二人は浮かび上がると、上空5mくらいでピタリと止まりました。
バーキはもちろんの事、シンシアもなかなかの風使いです。
スピードや高度をとにかく求めるバーキに対して、シンシアは遊ぶようにふわふわ飛ぶのです。
少年「二人とも待っててね、すぐいくから」
友「おう! 来い来い!」
少女「頑張れーっ!」
テトは目を覆いたくなりました。
でも、でも、ああでも、やらなければならないのです。
犯した過ちを隠すには、更に大きな過ちを重ねなければなりませんでした。
泣きそうになりながら魔法を使います。
少年「『ドライヴ』」
少年の身体がふわっと浮かびました。
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