18:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/05(日) 18:16:27.81 ID:lE2tgw5So
肩胛骨のくぼみが造るわずかな影をなぞって、
ことりの形を崩さぬように
指を動かしていく。
手のひらを広げて、背筋に白い泡を広げていく。
ことりは何も言わず、
ときに小さな吐息をもらすばかりで、
私の立てる泡の音だけがひたすら聞こえていた。
腰骨の辺りに指を伸ばす頃には、
もう雨音も細すぎて耳には遠くなっていた。
46Res/29.88 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。