過去ログ - やはり俺が素直に好意を伝えるのは間違っている。
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17:1[saga]
2015/04/06(月) 07:34:24.55 ID:SJj0pqdIo
握られた手にはバンダナで包まれた箱と、30cmほどの水筒。

「川崎、お前も外で昼か」

「そうだよ、あんたと一緒に食べるためにね」

何故だ。一緒に食べる理由なんてないぞ。

「あれ、聞いてない?」

そういうと、川崎は携帯を取り出して画面を見せてきた。

『沙希さん、お祝いなんて気持ちだけで大丈夫ですよ!あ、でもどうしてもというなら兄と食事してください!あ、これ小町的にポイント高い!』

何なの、小町は俺をどうしたいの。

少々あきれながらよく見ると川崎の頬はうっすら赤みを帯びている。

おいおい、そんな顔するなら誘うんじゃねえよ。



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