過去ログ - モバマス史記　～高祖本紀～ -SS速報VIP

過去ログ - モバマス史記　～高祖本紀～

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218:名無しNIPPER[saga]
2015/04/12(日) 20:35:18.15 ID:U+Y5rCy70
菜々「いえ、何でもないです……それよりも、滎陽城の攻略はどうするんですか？」

時子「城攻めなんて、できることは限られているでしょう？
　　　焦ったところで仕方ないわよ。それに、城壁の上に何とかっていう小娘がいる。
　　　ほら、鴻門のときに邪魔をしてきた」

以下略

219:名無しNIPPER[saga]
2015/04/12(日) 20:36:31.71 ID:U+Y5rCy70
菜々「降伏を勧告する使者を送るんですよ。
　　　軍使ですから、殺される心配もありませんし、安全に城内を探れると思うんですが」

時子「良いわよ。好きにしなさい」

以下略

220:名無しNIPPER[saga]
2015/04/12(日) 20:37:39.65 ID:U+Y5rCy70

～滎陽・漢軍本営～

使者「誰か、誰かおりませんか！　先に、矢文が届いているかと思いますが」

以下略

221:名無しNIPPER[saga]
2015/04/12(日) 20:41:37.33 ID:U+Y5rCy70
使者「……おお、これは太牢（たいろう）ではありませんか」

楓「“范増殿”の使者ですから、このくらいは当然です」

使者「“范増殿”の使者……？　私は、項王の使者として参ったのですが」

以下略

222:名無しNIPPER[saga]
2015/04/12(日) 20:43:20.80 ID:U+Y5rCy70
使者「あの、劉邦様。これは一体どういうことですか？」

楓「“項羽”の使者と、話すことは何もありません。お引取りください」

使者「し、しかし……」

以下略

223:名無しNIPPER[saga]
2015/04/12(日) 20:44:30.82 ID:U+Y5rCy70
加蓮「……上手くいったみたいだね」

楓「あの使者、顔が真っ青になっていたわね」

加蓮「これで、項羽と范増の仲を裂くことができたはず。

以下略

224:名無しNIPPER[saga]
2015/04/12(日) 20:45:43.04 ID:U+Y5rCy70
加蓮「大丈夫だよ。あの三人を信じてあげることが、一番大切なんじゃないかな？」

楓「加蓮ちゃんの言う通りね」

加蓮「それに今一番危機的状況なのは、この滎陽だよ。

以下略

225:名無しNIPPER[saga]
2015/04/12(日) 20:46:56.23 ID:U+Y5rCy70

～その夜・楚軍本営～

菜々「……あの、どんなご用件でしょうか」

以下略

226:名無しNIPPER[saga]
2015/04/12(日) 20:48:31.47 ID:U+Y5rCy70
時子「もういいわ。後陣に控えていなさい。しばらくの間、頭を冷やすのよ」

菜々「そんな……どうして……」

時子「早く行きなさい。それとも、つまみ出されたいのかしら？」

以下略

227:名無しNIPPER[saga]
2015/04/12(日) 20:49:44.93 ID:U+Y5rCy70

～翌朝～

時子「それで、菜々はどうしているの？」

以下略

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