過去ログ - 吹雪「ビーダマン、ですか?」【艦これ】
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72: ◆7ekwL0V8mo[saga]
2015/04/19(日) 17:34:56.24 ID:VOLGeVjM0
ゴールデンビーダマンの誕生から二週間あまり。

ついに艦娘全員にビーダマンが行き渡り、主要な部隊のビーダマンには第一次改造の波が訪れていた。

金剛「ンー! これはとぉーってもストロングデース!」

中でも最も喜んだのは戦艦クラスだろう。『締め撃ち』という技術の恩恵を一番大きく受けたのは彼女達なのだから。

北上「はー、すっごいねー。前のビーダマンも凄かったけどさー」

瑞鶴「吹き飛ばすどころか、本当に木端微塵になっちゃってるじゃない……」

大井「ふんっ、強ければいいってもんじゃないでしょ。ねー北上さん」

加賀「……どうしたの?」

感嘆の声に紛れ、加賀は隣に立つ少女の落ち込みっぷりに声を掛けざるを得ない。

どんより、と頭を伏せた吹雪の手には、光り輝くビーダマン。

他の四人とは全く構造に違うそれを手に、涙声で吹雪は漏らす。

吹雪「うう……みんな締め撃ちで威力が強くなってるのに、私は全然ですぅ……」

パシュ、と軽い音と共に放たれたビー玉は、海面に弧を描きながら的へと向かっていく。

初めは外していたカーブショットも、今では的に当てることくらいは造作もないことだ。

加賀「お見事。不満でもあるのかしら」

吹雪「だって……だって、パワーは前より小さくなってるんですよ? こんなの役に立てませんよぉ……」

パカン、と愉快な音を立てて割れた的は、しっかりとその姿を残したまま海面へと浮かんでいた。



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