過去ログ - 比企谷 「やはりとある魔術の友達が少ないソードアートオンラインは間違っている?」
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◆yiZ/LqHGdM
[sage saga]
2015/05/02(土) 15:41:25.43 ID:8Ww1oeFp0
アスナ「結構残りましたね」
血盟騎士団副団長のアスナは壇上から半円状にそれを取り囲んでいるたくさんの席に座るプレイヤーたちを見渡す。
彼女はもっと逃げてしまうと、もっと戦う気がない奴らがいると思っていた。
しかし、違った。
そこにあるのは決意した意思を滲み出させる目つきをした数多のプレイヤーたち。
ヒースクリフ「この緊急事態にこれだけの人々が残ってくれたことを心から感謝しよう。アスナ君それでは取り仕切ってくれ」
アスナ「分かりました」
残ったメンバーは攻略組のメンバーが300人前後。
その他の大型ギルドや高位ギルド、商人ギルドの代表が合わせて56人。
元から国会みたいに馬鹿でかかったこのホールの席数を考えるとおおよそ8割が残ったといえる。
アスナ「それでは作戦会議を始めます。ボスは合計5体。そのうちフィールド級ボスが4体。階層級ボス、つまりこの52層のボスが1体です。モンスター総数は500。ここまでで質問がある人は?」
アスナの問いかけに一人だけ手を挙げた。
その人物は金髪巨乳の美少女、星奈だ。
既に容姿を隠すようなマントは来ておらず、軽い装備を身に着けている程度である。
星奈「敵のボスだけど名前とかわからない?」
アスナ「残念ながら名前までは……」
星奈「そう……」
星奈は大人しく席に座る。
小鷹「どうしてボスの名前を聞いたんだ?」
星奈「簡単な話よ。ボスの名前から特徴だのなんだのを推測しようと思っただけ。今までのボスでもいたでしょ? そういうの」
小鷹「たしかにそれもそうだな」
小鷹は星奈のその目を見てあることを今さらのように改めて悟る。
星奈はちゃんと攻略に真剣に向き合っていると。
そして、彼女のわがままのせいで隣人部のみんながこのゲームに巻き込まれてしまっていることに彼女は責任を感じているのだと。
理科「あーたしかにそんな感じのネーミング多かったですね。52層は私の担当ではなかったのですけど」
小鷹「知ったような口だな」
理科「言いませんでしたっけ? 私がこのゲームを持っていた理由を」
夜空「確か、このゲームの製作の手伝いをしていたんだったな。それでこのゲームを持っていたのではなかったか?」
幸村「あにき。この戦いは負けられません」
小鷹「?」
幸村「先ほど街で聞いた話なのですがもし負けた場合、その後も定期的にボス襲撃イベントが行われるとのことです」
小鷹「それって?」
美琴「つまりは下手すると今までクリアしてきた階層がどんどん乗っ取られて再攻略しなければいけなくなるってことよ」
横に座っていた美琴が小鷹の疑問に解答を出す。
雪ノ下「それ以前に、この戦いで敗北すれば文字通り終わりよ。攻略組は現在で総数が500人。そのうちの半数以上である300人が参加して勝てないのならずっと一緒だわ」
比企谷「まあ、確かにな。それに数の有利性では奴らの方にある。あいつらはあくまでデータの集合体なんだから簡単に数を作れる」
比企谷(そしてプレイヤー側は1万人という制限がされていて今や6000人後半しかいない。HPがなくなれば復活することなく本当に死んでしまうんだ。これほど不利な条件は無理ゲーすぎる)
幸村「はい。そしてそれが最も問題だと私は思うのです」
理科「もともとプレイヤー側は少ない敵をパーティによる多人数で狩るという安全マージンの取り方をしていました。ですがヒキガヤさんやユキノさんの言う通り、今回は数の有利性でモンスター側が勝っていますから入念な準備が必要です」
小鷹(入念な準備もなにも明日決戦だぞ!? どうすんだ、これ!!)
彼らの会話をよそにアスナがすらすらと話を決めていく。
そしてついに、最後の議題となった。
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