過去ログ - 比企谷 「やはりとある魔術の友達が少ないソードアートオンラインは間違っている?」
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236: ◆yiZ/LqHGdM[sage saga]
2015/06/06(土) 20:26:55.86 ID:he914eNP0
 まさにそれは地獄絵図だった。

 あまりの切れ味と手数に盾を持ったプレイヤーでさえ押し切られ、盾の耐久値を削りきられてラッシュをくらう。

美琴「こんのおおおおおおおおおおおおおおおおッッッ!!」

 両手剣を握りしめ、後方から一気に前進する。

 その勢いを利用してソードスキル、アバランシュの重い一撃をボスへと放つ。  

 もしもそれが人間だったら、美琴の一撃を受けきれず、頭から腰までを両断されていただろう。

 ただしこいつは人間ではなく、プログラムの明確な数値で表出されたモンスターでしかない。

 そのボスのパラメータ数値が美琴を上回っているとしたら、たとえソードスキルを発動した両手剣だったとしても、一本が美琴の筋力パラメータを越えていてそれが6本連なって防御態勢に入ったとしたら。

 美琴の一撃を受け止めるなんて、造作もなかった。

 ガギィィィィィィィィィィィィィィィンッッッ!!


 と、フィールド全体に甲高い音が響いた。

 きっとこの場のプレイヤーの中では美琴のSTR(筋力値)が最も高かっただろう。

 だが、その一撃が軽々しく受け止められた。

 誰もが唖然とする。
 
ヒースクリフ「下がれ!!」

 ヒースクリフの一声でようやく周りのプレイヤーたちも思考を回復する。

 美琴はヒースクリフに従って後方に撤退しようと試みる、が。

 それよりもボスの動きの方が迅速だった。

 背中に生えた羽が戦車のエンジンかのごとく低くうなる。



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