過去ログ - 比企谷 「やはりとある魔術の友達が少ないソードアートオンラインは間違っている?」
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282: ◆yiZ/LqHGdM[sage saga]
2015/07/04(土) 12:00:46.90 ID:StZvYzYa0
 だが実は防げなかった理由はもう一つある。

 その六本の武具で防げない。

 それは美琴が真上からの攻撃を敢行したから。

 もしその武具で美琴の攻撃を防ごうとしたら自分の頭部と胸部の境目、弱点部分を切り飛ばしかねない。

 けれど結局は同じ結末だった。

 美琴は両手剣を思いっきり水平に振る。

 ソードスキルが発動していなかったとしても遠心力と重さ、そしてボスの弱点部分であるだけあって一閃でその頭部が体から離れた。

 ボスのHPが一瞬でレットゾーンまで落ちる。

 だが0ではない。

美琴「なッ!?」

 思わず美琴は声をあげてしまう。

 現実でもそうなのだが、虫というものは意外に生命力が強く、頭部と体が離れても死なないものなどもいたりする。

 そして目の前にいるボスはその特性を持っていた。

 だから。

小鷹「シッ!!」

 鋭い剣戟が一瞬でボスの残ったHPを消し飛ばした。

 小鷹は別にボスのHPが消え去らないことを予知していたわけではない。

 ただ比企谷の指示に従って間髪入れず攻撃をしただけ。

 結果的にそれがラストアタックになったわけだ。

 つまり。

小鷹「ヒキガヤ。お前これを見越して……」

比企谷「さあな。俺は単に念には念をって言っただけだ。お前が倒したことには変わりはない」 

由比ヶ浜「あれ……?」


 小鷹たちが振り返ると後ろに倒れていたプレイヤーたちが次々と目覚め始めていた。

 そして彼らが目を覚まして一番最初に目にしたのは。

『Congratulations』

 とても簡素で、けれども重みを持つ一つの単語。



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