過去ログ - 比企谷 「やはりとある魔術の友達が少ないソードアートオンラインは間違っている?」
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63: ◆yiZ/LqHGdM[sage saga]
2015/04/10(金) 21:20:49.69 ID:MWbfHJGI0
 とあるショップの前

「で、御坂。街をいきなり離れるってどういうことだ?」

「まず、どのゲームにおいてもそうなんだけど基本的に手に入れられる経験値とお金の量には限度があるのよ。そしてそれらは均等に分配されるわけじゃない。これだけ言えばわかるでしょ」

「なるほど。すぐにでも始まりの街周辺が殺伐化してポップ争いになるてことか」

「要はそうゆうこと。アンタってそんなひらめき良かったけ?」

「上条さんも今のは少しびっくりです。まあ、伊達に世界と戦ったわけじゃないからな……」

 急に目が遠くなる上条。

「ほら、さっさとポーションを買って次の街に移動するわよ!!」

 目が遠くなった上条を連れてショップに入り買えるだけポーションを買う。

 といっても最初の所持金は基本的に低いためそんなには買えなかったが。



とある路地裏

「俺は敵も安全な道も知っているから安全に次の村にたどり着ける」

「でも、でもよぉ。俺、他のゲームでダチだったやつらと徹夜で並んでこのソフトを買ったんだ。あいつら、広場にいるはずなんだ。おいてはいけねぇ」

(クラインだけなら……。だが、あと二人、いや一人増えたら……)

 
「わりぃ。オメェにはこれ以上世話にはなれねぇよな。だから、気にしねぇで次の村へ行ってくれ」

「っ―――」

「俺だって前のゲームじゃあギルドの頭張ってたからな。オメェに教わったテクで何とかしてやらぁ!」

「そっか。なら、ここで別れよう。何かあったら、メッセージとばしてくれ」

「おう!!」

 少し間を開けて、クラインは今にも泣きそうな声でキリトを呼び止める。

「……キリトぉ!!」

「……」

「おい、キリトよ。オメェ、ホントは案外かわいい顔してやがんな。結構好みだぜ」

「お前もその野武士ずらの方が10倍に合ってるよ!」

 そう言ってキリトは走り出す。

 しばらく走って、後ろを振り返って、誰もいないことを確認する。





 キリトは一人、走って次の西の村を目指す。

 小鷹とその一行は宿屋で休憩し、現在動ける小鷹と星奈、幸村だけが始まりの街周辺で探索を行う。

 比企谷と雪ノ下、由比ヶ浜は街を出て、キリトたちとは反対の東の村へと向かう。

 上条と美琴はポーションをアイテムストレージに収納し、剣の耐久度を確認するなど、入念な準備をしたのちに北の村へと向かった。


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