過去ログ - 比企谷 「やはりとある魔術の友達が少ないソードアートオンラインは間違っている?」
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76: ◆yiZ/LqHGdM[sage saga]
2015/04/12(日) 20:23:02.52 ID:Cwk7kNYr0
半円状のスタジアムのような場所でボス攻略会議がはじめられた。

 数十人のプレイヤーたちが集まり、やがて一人の男性プレイヤーが舞台に立って他のプレイヤーたちを取りまとめる。

「はーい。それじゃーそろそろ、はじめさせてもらいたいと思いまーす」

 その掛け声に合わせてその場に来ていたキリト、小鷹、星奈、比企谷、雪ノ下、由比ヶ浜、上条、美琴もそれぞれ階段状の席に座る。

「今日は、俺の呼びかけに応じてくれてありがとう。俺はディアベル。職業は気持ち的に、ナイトやっています」

 コミニュケーション能力が高いのか、この攻略会議の開催を呼びかけた張本人である男プレイヤーは一言ボケて、この場の空気を和ませようとする。

 そのボケに周りの人々は、

「ジョブシステムなんてねぇだろ」ハハハ

「会議も冗談てか?」ハハハ

 と結構反応は良いようだが、流石に収拾がつかなくなるわけにもいかないということでディアベルはそっと手でプレイヤーたちに静まるように促す。

 そして、先ほどまでの人物とはまるで思えない真剣な表情になる。

「今日、俺たちのパーティーがあの塔の最上階でボスの部屋を発見した」

 その言葉に周囲のプレイヤーたちが一斉にどよめく。

 あの塔とはもちろん次の層に上がるための迷宮区のことだ。

「俺たちはボスを倒し、第2層へ到達して、このデスゲームも、いつかきっとクリアできるってことを始まりの街で待っているみんなに伝えなくちゃぁならない。それが、今この場にいる俺たちの義務なんだ。そうだろ、みんな!!」

 その言葉に心を打たれたのか、攻略会議に集まったプレイヤーたちはディアベルに向かって賞賛の拍手を送る。



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