過去ログ - 比企谷 「やはりとある魔術の友達が少ないソードアートオンラインは間違っている?」
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78: ◆yiZ/LqHGdM[sage saga]
2015/04/12(日) 20:24:27.11 ID:Cwk7kNYr0
 この男、キリトは現実で半引きこもり状態のゲーマーであるためか、もちろんのごとく現実的なコミニュケーション能力を合わせ持っているはずがない。

 よって、すでに周りでは続々とパーティ結成が行われているが一人だけ残されている雰囲気が出ている。

 キリトは周りを必死に見渡し、自分と同類、つまり、あぶれ者を探す。

 そして、一人のプレイヤーを見つけた。

 フード付きマントで顔と体を隠していて武装や性別がはっきりしないがそれでも今のキリトにとっては願ったりかなったりだ。

 ちなみにこのゲームは女性プレイヤーが圧倒的に少ないため、女性プレイヤーは自分の性別を隠せるようにこの様な格好を好んだりする。

「あんたもあぶれたのか?」

「あぶれてない。周りがみんな、お仲間同士だったみたいだから遠慮しただけ」

「ソロプレイヤーか。なら、俺と組まないか?」

「ボスは一人じゃ攻略できない。レイドを組んで戦うのが一般的なんだ」

 レイド。

 つまりはパーティをさらに束ねて作られた数十人規模の巨大なチームだ。

「もちろん、今回だけの暫定だ」

 キリトのその言葉を聞いて、フード付きマントのプレイヤーはようやくコクリと頷く。

 キリトがパーティー申請を出し、声からおそらく女性であろうプレイヤーが承諾のボタンを押す。

(ア、ス、ナ……?)

 視界の左端、新たに出現したHPバーをみてキリトは彼女がベータテスターではないと悟る。

「よーし。そろそろ組み終わったかな? じゃあ……」

「ちょお、まってんか!」

 ディアベルが話し始めようとしたところで階段状の席の一番上からそれを制止する怒鳴り声が聞こえてくる。



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