過去ログ - 高垣楓「女神の思いやり」
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12: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2015/04/07(火) 14:24:48.72 ID:JElJmErD0

「……はあ」

 いや、ただの営業ですし。一緒に行っても愉しくはないですよ?
 ああ、でも楓さんがいたほうが捗るとこもあるかもなあ。そういうとこメインで巡るか。

 あ。
 ダメだ。今日は、ダメ。
 頭下げに行かなきゃならないんだった。そんな修羅場に連れて行ける訳がない。
 そう気がついて、楓さんにお断りを申し入れようと思ったとたん。

「お断りは、なしですよ? 拗ねちゃいますから」

 先手を打たれた。

「……すねすね……すねすね」

 そう言いながら、俺の椅子でツイスト運動をはじめる女神さま。
 あー、くっそかわいいなあ。言わないけど。
 ここでお断りしようもんなら、ずっとウエストシェイプするんだろうなあ。
 それも面白いかと浮かんだ頭を振り、楓さんに応える。

「はいはい。今日は一日、よろしくお願いしますね」

 そう言うと彼女はぱあっと眼を輝かせて。

「お任せあれ」

 と、嬉しそうに言った。






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