26:名無しNIPPER[sage]
2015/04/09(木) 20:11:47.04 ID:2UDSrdeW0
…理事長室…
絵里「どうしようもない、って……そんな!それじゃ私達の安全はどうなるんですか!」
希「学校側で何か対策はできないんですか?」
理事長「何かしたいのは山々なのだけれど、学校という手前、警備をつけたりは出来ないの。
スクールアイドルとはいえ、学校側からすれば一生徒に過ぎない。
貴女たちだけ特別扱いしてSPをつけたとして、万が一他の生徒に何かあったりしたら保護者への顔の向けようがないのよ。
だからって全生徒に対して警備をつけるのは不可能であり、何か起こる前では警察も動いてはくれない。
現状では自分の身は自分で守るしかないの。
……分かってくれるかしら。」
絵里「……っ」
希「…えりち、」
絵里「それが、理事長の考えですか…」
理事長「私だけの考えではないわ。学校内の先生たちと話し合って出された答えよ」
絵里「……わかりました。失礼します」
希「えりち!」
理事長「……。」
希「理事長……、何とか、何とかならないんですか!わたし、みんなが傷ついたり何かされたりしたら耐えられません!
せっかく、せっかく出来た大切な友達なのに…」
理事長「っ、分かってるわ……!」
希「…!」
理事長「私もいろいろ掛け合ったわ。
でも、上の人間は何も聞いてくれなかった…っ
どうしようも、なかったんです…!
私だって何か出来るならそうしたい、全生徒を守りたい…!」
希「な、泣かないで下さい理事長…!すみません自分勝手なことばかり言って…」
理事長「いえ……私こそごめんなさい…恥ずかしいところをみせてしまいましたね…」
希「そんな……理事長の本当の気持ちを聞けただけで十分です。ありがとうございます。…失礼します」
バタン
理事長「…………せめて、ことりだけは。」
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