過去ログ - 安価とコンマで進むRPG!!【オリジナル設定】
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◆t9mFoszJXCCe
[saga]
2015/04/09(木) 00:45:08.07 ID:J23yAltX0
-長の家-
「失礼します」
キラトはドアをノックして家に入った。中は椅子と暖炉と本棚があるのが見える。
「おお、お主はキラトか。椅子に座りなさい」
杖をついた温厚そうな老人が出迎え、中に招いた。彼こそがこの集落の長ルゴフだ。
「!?…自分を知っているんですか?」
普段家に篭って術の研究を行っているキラトは長に顔を覚えられていたことに驚いたが、すぐに切り替え椅子に座った。
「この集落の長たる者、住民の顔くらいは覚えておるわい。よっこらせっと……それで今は何の用だ?わしはお主と違って術に関しては素人だぞ」
ルゴフも椅子に座り、キラトに質問した。
「いえ、実は古代魔族文字で書かれたと思われる本を訳せと頼まれたのですが、自分には限界があると思い。ルゴフ様のお知恵を頂きに参りました」
「ほう…古代魔族文字か……残念だが、わしもわからん。だが、力になりそうな場所は知っている……東にある街に行くのだ…」
「東の街?……そこになにが?」
「わしの家族の故郷『フイメ』という大きな街だ。そこに書物の研究を行っている場所がある。わしが子供だった頃の話だ、もうなくなってるかもしれぬが行く価値はあると思うぞ…。お主の知らぬ術もそこにあるかもしれぬしの…フェッフェッ」
特徴的な笑い方でルゴフは笑った。キラトはメモにフイメという地名を入れ、礼を言って出ようとした時
「おお、待ちなさい。お主に良い物をやろう」
そう言ってルゴフは本棚から一冊の本を取り出し、キラトに手渡した。本は薄く、少し痛んでいる。
「これは?」
「術書だ。一時期、わしも学ぼうとしたが才能がなかったのか身に付かなかった。お主なら使いこなせるはずだ…」
キラトはふたたび礼を言って外に出た。
特殊コンマ成功により、チェーンを覚えた!
チェーン…相手を一定時間行動不能にさせる。補助術
↓2 露店、市場、住宅街の内どこに向かいますか?
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