過去ログ - 北条加蓮「もう一度だけ、夢を見て」
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11:名無しNIPPER[saga]
2015/04/08(水) 14:29:54.99 ID:Fxpubhq+0
P「その…北条さんは…」
加蓮「悔しいよ、正直ムカつくし。」
P「う…それは…その…ごめんね」
12:名無しNIPPER[saga]
2015/04/08(水) 14:30:26.05 ID:Fxpubhq+0
加蓮「え…、手…」
P「へ? あ、わわ、ごめんなさい、つい」ぱっ
気づくと私は彼女の手を両手で握りしめていたらしく。
13:名無しNIPPER[saga]
2015/04/08(水) 14:31:11.46 ID:Fxpubhq+0
加蓮「あーあーあーあーあー…」
基礎を固める、という方針でレッスンを組んでいるので、
ボイトレはほぼ毎回やるようにしている。
14:名無しNIPPER[saga]
2015/04/08(水) 14:31:42.50 ID:Fxpubhq+0
加蓮「ちゃんと声を出すのって、こんなにハードなんだね…知らなかったよ」
P「無理はしないでいいからね…焦らず行こう、ね」
レッスン場の隅に二人して腰を下ろす。
15:名無しNIPPER[saga]
2015/04/08(水) 14:32:30.45 ID:Fxpubhq+0
P「あ……」
加蓮「ここを、こうしたら…とかさ…プロデューサー?」
P「…う、ううん、えっと、感想、感想ね…えっと」
16:名無しNIPPER[saga]
2015/04/08(水) 14:33:09.67 ID:Fxpubhq+0
P「う、うん…えっと、加蓮ちゃん…
加蓮ちゃんはね、もっと笑顔を意識してみたらいいんじゃないかな」
加蓮「笑顔? 私が?」
17:名無しNIPPER[saga]
2015/04/08(水) 14:34:04.68 ID:Fxpubhq+0
P「そうかなぁ? そんなことないと思うんだけど…」
加蓮「それは…ほら、プロデューサーには取り繕う必要とかないっていうか…」
加蓮「私って、基本人前では感情を表に出さないようにしてるんだよね…
18:名無しNIPPER[saga]
2015/04/08(水) 14:34:49.68 ID:Fxpubhq+0
ー数週間後、レッスン場ー
加蓮「あ、そういえば…この前トレーナーさんのレッスンでね、褒められたんだよ」
P「トレーナーさんに? なんて?」
19:名無しNIPPER[saga]
2015/04/08(水) 14:35:21.68 ID:Fxpubhq+0
加蓮「プロデューサー、それで引っかかってたんでしょ、顔に出てたよ」
P「う…マジですか」
加蓮「あーあ、ウケるよね、
20:名無しNIPPER[saga]
2015/04/08(水) 14:35:52.48 ID:Fxpubhq+0
加蓮「………プロデューサー」
P「……うん」
加蓮「ありがと…その、怒ってくれるんだね、プロデューサーは」
21:名無しNIPPER[saga]
2015/04/08(水) 14:36:24.60 ID:Fxpubhq+0
加蓮「そんな風に、言ってくれるんだ…」
加蓮「…ふふ、そっか…仲間、なんだ。…初めてかも、そういうのって」
P「…これからもっとたくさん、そういう『初めて』が増えていくよ。
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