過去ログ - 睦月「私は最強だー!」 上城睦月「艦娘?」
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16: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/04/09(木) 19:00:02.20 ID:sBYPBEUC0


その頃、タナカ提督が統括する鎮守府とは別の場所にある第二鎮守府。

暗い地下牢目指し、三人の少女と、ひとりの男が走っていた。その三人は、祥鳳と如月、そして稲森真由。

前者二人は嘗て深海棲艦との戦いで敗れ、仮面ライダーに救われた少女達だ。

そして後者の少女は、魔法使いこと仮面ライダーメイジ。
彼女はある日、怪物と希望を身に宿し、異形の戦士に変身する力を得てしまった。愛する両親、そして誰よりも大切だった双子の姉を引き換えに。

この少女たちは、たい焼き屋の露店で知り合うことになった。仮面ライダーに関わった者同士、そして望まぬ戦いに巻き込まれた者同士、彼女達はどこか意気投合した。

ある日、真由が務める国安ゼロ課という組織に「艦娘たちがある場所に囚われている」との情報が入り、慌てて鎮守府の場所を割り出して駆けつけたわけだ。

「懲罰用の営倉はこちらのはずです! 急ぎましょう・・・!」と祥鳳。
彼女は焦りながら走っていた。それもそのはずだ。この鎮守府には、彼女の妹・瑞鳳が着任している。その安否を気遣うのは姉として当然のことだった。

真剣な眼差しをして走る少女たちの後ろを、やや遅れて金髪の派手な毛皮のコートを着た若い男が追いかける。

「真由ちゃん! 俺腹減って動けねぇ・・・!」息を切らしながら、その男はあとを追ってきた。

「つべこべ言わずにさっさと走ってください、仁藤さん!」と真由。

「わかってるよ、皆まで言うな!」

だが、少女たちと仁藤攻介の距離は開くばかりだった。



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