過去ログ - 睦月「私は最強だー!」 上城睦月「艦娘?」
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◆li7/Wegg1c
[saga]
2015/04/09(木) 19:26:41.27 ID:01h3G0yd0
「気が変わった。瑞鳳、貴様は生かしておいてやるよ・・・。姉と違って、幼い少女の風貌をしたキミは商品価値が高いからなぁ!」
笑いながら邪悪な舞姫は言い放った。
(商品価値が・・・高い・・・?)
その言葉が、祥鳳の中の何かに火を点けた。
(人の妹を、みんなを、道具みたいに扱うなんて・・・!)
その手が震え出す。見ているもの全員に、彼女の怒りが伝わってきた。
「よくも・・・、よくもやったわねヨシノ!」
「えっ、まさか祥鳳さん・・・?」
如月が戸惑う。今、祥鳳の手にあるのはたいやきの焼き型だった。しかも、既に熱された状態である。謂わば、熱い鉄棒だ。
「喰らえぇっ、瑞鳳の仇!!」
怒れる祥鳳は鎧に備えられたスイッチを押し、それを棍棒のように敵にぶつけた。怪人とは言え、生き物に熱した鉄塊をぶつければどうなるか。結果は火を見るより明らかだった。
「ギヤァァァァッ!! アツイ、アツイイイイイイッ!!」
祥鳳の突然の攻撃に押され、完全な不意打ちに隙を突かれたマイヒメ・ドーパントは、熱したたい焼き器の焼き型にクリーンヒットしてしまった。あまりの熱さと苦痛に耐えられず、悲鳴を上げて倒れてしまった。
「痛い、痛い、助けてぐれえぇぇぇ!!!」
その顔は真っ赤になり、おまけにかわいらしいたい焼きの烙印を押されてしまった。それは見るもの全てに間抜けで哀れという印象を与えた。
「やったぁぁ!! やりましたぁぁぁ!!」
巨大なたいやき型を振り回し、祥鳳は子供のように無邪気に喜び飛び跳ねた。
「ついでに私も・・・! 如月きっく♪ てへっ☆」
如月も、どさくさにまぎれて必殺きっくを叩き込んだ。それも、たい焼きの型が付いた顔の一部分である。
如月の筋力ではあまり大したダメージは与えられないはずだが、追い討ちを掛けられて、マイヒメ・ドーパントはみるみるうちに弱っていった。
「あなたみたいな人、ミッツマングローブが許しても、マツコデラックスが許さないんだから☆」
と、軽い冗談を混じ合わせながらも容赦なく急所を蹴り飛ばし、ボコボコにしていった。
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