過去ログ - 睦月「私は最強だー!」 上城睦月「艦娘?」
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5: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/04/09(木) 18:42:17.46 ID:AIL+S8LD0

「考えてもみたまえ。なぜ、君たちは『在りし日の記憶』なんて持っているのかな? なぜ、見た目がふつうの女の子なのにも関わらず、身体が異様に頑丈なのかな?」

確かに変だった。どこかのアニメみたいなバリアがあるわけでもないのに、深海棲艦の弾丸が命中しても多少の傷程度で済んでいた。

「もともと我々は深海棲艦を、制海権を掌握するための生物兵器として開発していた。

メズールという怪物の細胞を使ってな・・・。だが、コントロールに失敗し、一部が暴走してしまったのだ」

全員、呆然としていた。誰かを守るための、私達の戦い。それがただの尻拭いだったって言うの・・・?
とりわけ長門の怒りは深かった。如月や祥鳳の犠牲は、今まで倒れていった仲間達の犠牲は、そんなつまらないもののためだったというのか・・・!?

「そこで君たち艦娘を、天王寺の残したトライアルのデータを元に開発したわけだ。

人間をベースに製造したため記憶操作も容易だった。

さらに『在りし日の記憶』などとニセの記憶を植え付けたのが大正解。そんな曖昧なモノに動かされて、君たちは見事私たちのテストに合格してくれた! 

生物兵器として、君たちは高値で売れるだろう!」

「まさか・・・、作戦が筒抜けだったのも、・・・!?」

長門が動揺しながら言葉を紡いだ。その手は怒りで震えていた。

「ご名答! ちょっとしたイタズラさ! 吹雪を最高の我がペットに育て上げるためのな・・・! 

吹雪、キミはよくやってくれた! 最高の兵器、いや私の最高の伴侶としてふさわしい兵器に育ってくれたよ!」

下劣な笑い声をあげ、タナカは言い放った。



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