過去ログ - 睦月「私は最強だー!」 上城睦月「艦娘?」
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◆li7/Wegg1c
[saga]
2015/04/09(木) 18:47:08.10 ID:JrWdd+YU0
気がつくと、レンゲルのベルトは腹部に勝手に装着されていた。だが、邪悪な意思が彼を操ることはなかった。
上城睦月の意思が闇を乗り越えるほど強くなったのか、カテゴリーAがその言葉通り従っているのかは彼にもわからない。だが、戦う力を得た以上、自分がやるべきことは一つだ。
上条睦月は黙って立ち上がり、「その友達の居場所はわかる?」と睦月に尋ねた。
「睦月、まさかアンタ・・・!」
「助けに行くさ。こんな女の子が、酷い目に遭わされてるんだ。黙って見てるわけにはいかない・・・!」
その目には強い決意が宿っていた。彼の意思を変えることは望美にもできなそうだ。
望美は思った。
いつも睦月はそうだ。いつも仮面ライダーがどうとか、仕事がどうとか言って突っ走る。人の気持ちも知らないで。
「・・・そう言うと思った。行かないで、って言っても絶対行くもんね。さっさと行って、帰ってきなさいよ」
「望美・・・」
そう言うと、望美はプイッと背を向けてしまった。それっきり、睦月に背を向けて話そうともしなかった。
後ろ髪を引かれる思いで、上城睦月は乾燥機から服を取り出して着替えた睦月と共に部屋を出て行った。
「睦月の、バカ・・・」
ドアが閉まる音を聞きながら、望美は小さく呟いた。
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