23:名無しNIPPER[saga]
2015/04/11(土) 16:31:17.70 ID:LpvpQQI+0
千早は茫然自失といった風で、おれを見ている。
「…千早、本当に悪かった」頭を下げて、言った。
おれは彼女を直視することができなかった。
それからしばらく、誰も、言葉を発しなかった。
春香の声が沈黙を切り裂いた
「プロデューサーさん、危ない!」
見上げる間もなく、おれは強烈な力で、後ろに引っ張られた。
おれは、目の前の光景に息が止まる。
何十本もの氷柱が千早の周りを取り囲むようにして、出現していた。
その切っ先は全ておれに向けられている。
「許さない…」千早は俯いたまま、つぶやいた。
「千早…?」
「私は絶対に許さないわ」彼女は燃えるような目でおれを睨み付けた。
それと同時に、彼女の周りの氷柱がおれをめがけて、一斉に発射された。
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