24:お話、全員分はきついので絞ってもよいですか?[saga]
2015/04/11(土) 17:40:28.43 ID:LpvpQQI+0
当たるッ―――!!
思わず腕で頭を守り、目を瞑る。
だが、そのときは訪れない。
ゆっくりと目を開けると
目の前には砕けた氷の破片が地面に散乱し、
おれと千早の間に立ちふさがるようにして、春香が立っていた。
千早が苦虫を噛んだような顔で言った。
「春香、邪魔をしないで」
春香はかぶりをふって答えた。
「邪魔するよ…、だって千早ちゃんが望んでないって、信じてるから」
千早は唇をかみしめて、いらだちを見せた。
「あなただって、プロデューサーが死んだとき、泣いて苦しんでいたわ。
今更のこのこと現れたりしても、許せるの」
千早は矢継ぎ早に続ける。
「私の知っているプロデューサーはこんなことはしないわ。
退いてちょうだい、春香。それはプロデューサーではないわ。
…もし万が一本当プロデューサーにだとしても、春香だってそれを許せないでしょう」
春香はなにも言わなかった。
ただその背中はいつもより小さく見えた。
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