34:名無しNIPPER[saga]
2015/04/12(日) 17:14:52.88 ID:Mi5W6RuS0
夕陽が差し込む部屋の中で、質問攻めからようやく解放されたおれは、さっきまでこの部屋にいた千早を思い出すことにした。
彼女は、元の世界の千早であると予想している。
見たところ彼女の右腕は健康そのもので、今朝のことを聞いても、『765プロへ向かうところでした』と答えるのみであったからだ。
おそらく謎の鍵を握っているのは、天海春香である。
そしてこの世界の千早が何も知らないところを見ると、あの世界の彼女でなければ意味がない。
だが、平行世界にいる彼女と出会う方法なんぞ聞いたこともない。
ターミネーターだって過去に行ったきりだ、凡弱たる人間に次元の壁を越えよとは無茶な話である。
バスッと真っ白な枕に顔を埋めること数分、ドアをノックする音が聞こえた。
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